「バレットジャーナルメソッド」出版記念トークショーに行ってきました!
こんにちは、むやたんです。
先日発売された「バレットジャーナル 人生を変えるノート術」出版に合わせて、著者で考案者のライダー・キャロルさんが来日され、4月20日にトークショーが行われました。
なんと幸運なことに、トークショーのチケットを勝ち取ったため、お話を直に伺うことができました!
司会にズームインでお馴染みの長沢美月さん、トークのお相手に文具ソムリエールの菅美里さん。
終始和やかで、けれど皆さん「学びたい!」という雰囲気がひしひしと感じられる空気の中のトークショーでした。
バレットジャーナルは、アート的な美しいものなどSNSで目立つものが注目されがちですが、ご本人曰く基本はとてもシンプルなものにしたので、自分で取り入れられそうだ、気に入ったというところだけから始めてみて欲しいとのこと。
本の中でも語られていた、バレットジャーナルのできた経緯についてお話され、「自分も何度も失敗を繰り返し、ほんの少しだけうまくいったものを何年も積み重ねたのがバレットジャーナルだから、私のように少しずつ始めて行けばいい」とおっしゃっていました。
そうなんです。基本は本当に簡単なのです!
キャロルさんは、子どもの頃に学習障害(ADD)と診断され、ご自身も「集中できない」「整理ができない」「生産性が低い」ということに本当に悩まれていたそう。
周りの人は出来ていることに、尊敬の念を抱いていたと言います。
そして、自分もどうにかできるようになりたいと思い、子どもでも使えるツール「紙」と「ペン」を使って試行錯誤を始めたのが始まりだそうです。
それから毎日、トライ&エラーを繰り返しては、ほんの少しだけうまく行く方法を見つけ、それを取り入れ進んでいきました。
その努力もすごいのですが、何より出来ないと投げ出さず、辛抱強くできるまでやり続ける姿勢に感動です。
私なら、絶対に途中で投げ出してしまっていたと思います。
けれど、彼は諦めなかった。
よく「バレットジャーナル挫折しました」というかたにアドバイスをという質問には、「なぜバレットジャーナルを始めようと思ったのか」という目的と理由をはっきり持つこととおっしゃいました。
人生を良くしたいと思ったからではないのか、何か課題や問題があって、それを解決したいのではないのかと自分自身に問い続けること、目的と理由がはっきりしていれば、続けられると力強く教えてくださいました。
本の中でも紹介されていましたが、SNS映えするバレットジャーナルを目指していた人は、次々にやめていったと。
誰かに見せるために作るノートは、たくさんのいいねはもらえるでしょうが、いずれ見られなくなると。
行き詰まった時は、基本に戻ってシンプルにすると良いとも。
日本では、SNS映えするもの、可愛くデコレーションしたり、美しい文字が書かれているものこそがバレットジャーナルだと思われているようですが、本当は違います。
日々の生活に追われるのではなく、自分自身が目的を持って、毎日の生活をコントロールできるようにするための工夫が、バレットジャーナルです。
それは、シンプルでいい。文字が汚くてもいい。(ちゃんと読見返せれば)
全ての人にはそれぞれの生活があり、一人の人間でも常に変化する。
それに対応できるようにフレキシブルに作られているのが、バレットジャーナルなのです。
「私(キャロルさん)のバレットジャーナルは貴方には合わないし、貴方のバレットジャーナルは私には合わない。それぞれにあったバレットジャーナルがある」
とおっしゃっていて、今までやってきたことに自信が持てました。
(ちなみに、自分のモチベーションのために、飾る分には問題ないそうです。)
ノートの大きさは何が一番いいのか、仕事やプライベートなどで複数に分けてもいいかという質問もありました。
答えは人それぞれで使いやすさがあるし、いろんな場合があるので、自分でやりやすいサイズ、分割もしていいそうです。
何しろ、バレットジャーナルはその人にあったものを作ればいいんですから。
トークの最後に「私ができたんだから、みなさんもできます」と心強いコメントをいただき、終了しました。
私は、今回のトークショーで「なぜ?と自分に問いかける」「人生において目的と理由をはっきりさせる」というところが、とても勉強になりました。
実は、ちょっとだけ、停滞気味でどうしたらいいか悩んでいる部分があったのです。
目的と理由をはっきりさせるための実践的な方法も、著書には載っています。
実際お話を聞き、「なぜ?」と自分に問いかけるきっかけになったエピソードを直に聞いて、納得するとともにもっと注目すべき点だなと感じました。
そして、ライダー・キャロルさんは努力の塊のような人でした!
苦労したからこそバレットジャーナルが生まれたのです。
それを無償で提供してくれたことに、本当に感謝の念でいっぱいです。
著書では、基本的な始め方から「そもそもやることってどうやって出すの?」「目標ってどうやって立てればいいの?」という疑問まで、一気に解消してくれる知恵がたくさん詰まっています。
ここまでまとめ上げるのに、更にどれほど苦労されたのでしょう。
私は、それを考えるだけで涙が止まらなくなり、帰り道でちょっと泣きました…。
私は3年前、2016年の3月からバレットジャーナルを使い始め、その時に目標に掲げたことが一つあります。
「いつか、ライダー・キャロルさんに直接会って、バレットジャーナルをシェアしてくれたことにお礼を伝える」こと。
彼の血の滲むような努力の成果を、惜しげも無く世界中にシェアしてくれたことを思うと、いつでも胸が熱くなります。
バレットジャーナルユーザーのコミュニティをとても大切に思ってくださり、たくさんの人が交流する姿を歓迎し、喜んでくれている。
一緒に挑んでいると言ってくれている。
その一人に入れて貰っていると思うと、気が引き締まります。
3年前の辛かった私が、バレットジャーナルを使うことで少しずつ前進するきっかけになりました。
そんな気持ちを込めて、感謝を伝えたかったのです。
最後に一人一人にサインをしてくださり、その際に、やっと目標(夢と言ってもいい)が叶いました!
トークショーに参加できることが決まってから、ずっと推敲したお礼の手紙を手渡すことができました。
きっと長すぎてうまく話せないだろうから。
でも日本語でしか書けないので、通訳さんに訳していただくようお願いしてしまいました…w
夢中になって読んで、付箋だらけの本を気に入っていただけて、一緒に写真まで撮っていただき、震えるほどの感動を味わいました。
言葉通り、全身が震えて立っていられなくなったので、その後近所のスタバに駆け込んだほどですw(手が震えてカップを持つのが大変でしたw)
本当に、奇跡的な時間を貰えて、良かったです。
めげないでバレットジャーナルを続けてよかったです。
そして、この目標がかなったからこそ、新たな目標もできて、前進することができそうです。
今回、この本が日本語化されたことで、私がまだ深く理解していなかった部分や、挑戦していなかった目標についてなどもわかり、本を片手に少しずつ実践しています。
今、バレットジャーナルを実践している人にも、興味がある人、これから始めたい人にも、きっと役に立つと思います。
書籍版、電子書籍版ともに発売中です。
よかったらお手にとってみて下さい!(ダイマ)